生活習慣を見直しましょう

1.食事療法の改善をしましょう ~

食品交換表を利用し、指示エネルギーを守った上で、高血圧や高脂血症の方は特に、塩分や脂肪分の摂りすぎに注意しましょう。

2.からだを動かしましょう ~

運動は糖尿病の治療に欠かせません。同時に血圧を下げ、血行を良くし、ストレス解消に効果があり、そして何より肥満を防止して、動脈硬化の危険因子の多くを改善する、とても重要な意味があります。

3.喫煙やアルコールをできるだけ抑えましょう

喫煙は血管を収縮させて高血圧を起こしたり、血管の壁を傷つけて動脈硬化を招く、重大な危険因子です。飲酒は適量なら高血圧や動脈硬化によいといわれています。
しかし、糖尿病や高脂血症には悪いので、糖尿病の人が動脈硬化防止のためにお酒を飲むというのは間違っています。

4.精神的ストレスをため込まないようにしましょう

日常生活の中で感じるストレスも血圧や血糖を上げる要因となりますので、なにかしらストレスを発散する方法を見つけるようにしましょう。
これらの病気にはそれぞれ共通点がありますので、危険因子をひとつずつ減らしていけば病気を防ぐことができます。 逆に何かひとつでも病気があればそこからいろいろな病気を併発することを忘れないようにしましょう。

食事療法の改善を

食品交換表などを利用し、指示エネルギーを守った上で、高血圧や高脂血症の方は特に、塩分や脂肪分の摂りすぎに注意しましょう。

からだを動かしましょう

運動は糖尿病の治療に欠かせません。同時に血圧を下げ、血行を良くし、ストレス解消に効果があり、そして何より肥満を防止して、動脈硬化の危険因子の多くを改善する、とても重要な意味があります。

喫煙やアルコールをできるだけ抑えましょう

喫煙は血管を収縮させて高血圧を起こしたり、血管の壁を傷つけて動脈硬化を招く、重大な危険因子です。
飲酒は適量なら高血圧や動脈硬化によいといわれています。
しかし、糖尿病や高脂血症には悪いので、糖尿病の人が動脈硬化防止のためにお酒を飲むというのは間違っています。

精神的ストレスをため込まないようにしましょう

日常生活の中で感じるストレスも血圧や血糖を上げる要因となりますので、なにかしらストレスを発散する方法を見つけるようにしましょう。
これらの病気にはそれぞれ共通点がありますので、危険因子をひとつずつ減らしていけば病気を防ぐことができます。
逆に何かひとつでも病気があればそこからいろいろな病気を併発することを忘れないようにしましょう。

糖尿病が、歯に与える影響について

高血糖が続くと歯にどのような影響が出るの?

1.だ液の量が減る

だ液の量が減ると口の中が乾燥し、虫歯や歯周病が発生しやすくなり、またその進行も速くなります。

2.だ液中のブドウ糖が増加

だ液中のブドウ糖は歯垢(しこう)の形成や付着を促進するため、虫歯や歯肉炎、歯周病が起こりやすくなります。

3.白血球機能の低下

白血球は細菌の侵入を防ぐ重要な役割を果たしていますが、特にインスリン依存型の糖尿病患者さんの場合、白血球の機能が低下することがあるので、歯周病の原因菌が増殖しやすく、歯周病を進行させます。

4.微小血管障害が起こる

微小血管障害が起こると、血液の循環が悪くなり、細菌に感染しやすくなり、歯周病にかかりやすくなります。

傷が治りにくくなることをいいます。つまり歯周病の治りも悪くなるということです。

5.コラーゲンの合成を阻害


甘く見てはいけない!歯周病と全身疾患

歯周病患者が心筋梗塞を患う確率は通常の3倍

心筋梗塞を引き起こす歯周病原菌の一種、PG菌は、血液中を流れるコレステロールを血管に付着させる力が強く、血栓を作り、動脈硬化を進行させる原因を生みます。
これが、心臓の重要な血管、冠状動脈に起きて、心筋梗塞を引き起こしてしまいます。
歯周病原菌が要因と思われる病気は、他にも、狭心症、脳血栓、脳梗塞、肺炎などがあり日本人の死因となる病気の2位、3位に関係しているのです。

糖尿病患者さんのための歯周病予防と治療のポイント

  1. 食後30分から1時間以内に歯を磨き、歯についた汚れをていねいに取り除きましょう。
  2. 歯肉が痛かったり出血したとしても、きちんと歯を磨きましょう。
      続けているうちに歯肉が健康になり出血しなくなります。
  3. よく噛みましょう。唾液の分泌量を増やすことによって、細菌を洗い流し、炎症を起こしにくくします。
  4. 歯垢ができにくい食事を心掛けましょう。ビタミンC・E、食物繊維の多い食品は歯垢ができにくい食品です。
  5. 正しく歯磨きができているかどうかを、自分で染色剤を用いてチェックしてみましょう。
  6. かかりつけの歯科医を持ち、年に2回は検診を受け、歯石を取っていただきましょう。
  7. 血糖を良好にコントロールしましょう。

失明の最大の原因は発見が遅れること

一般の成人病検診でも眼底検査を受けることは出来ますが、網膜症を早期発見するためには、眼科医の精密な眼底検査が必要です。糖尿病と診断されたら自覚症状が無くても検査を受けることをお勧めします。
また、2型糖尿病の人で、高血糖を放置し、網膜症が見つかったために急に厳格な血糖コントロールを始めると、網膜症を悪化させてしまうことがあります。内科的な治療と共に、眼科での厳密なチェックが必要です。

1.食生活

  • 1日30品目を目標
  • 動物性脂肪より食物性脂肪を摂り、肉より魚を摂る
  • 早食いは禁物。よく噛んで食べることを心がける

2.無理のない程度に有酸素運動を

※忙しくて運動が出来ないという方は生活の仲でちょっとした工夫を

  • 通勤はバス停の一つ手前で降りるなど少しでも歩くようにする
  • エレベーター、エスカレーターを使わず、階段を使う
  • 高層ビルなら2~3階手前で降り、階段を使う
  • 車は少し離れた場所に駐車し、目的地まで少しでも歩く
  • 買い物や趣味の集まりには歩いていく

3.休養

※十分な休息と睡眠

4.飛んでけストレス!

※休みは仕事を忘れて趣味などで解消

5.お酒は自分のペースで、ほどほどが良い

6.たばこは出来るだけ禁煙を心がける

7.年に一度は健康診断を

★日頃の生活習慣を見直すことは、糖尿病だけでなく、そのほか様々な病気を予防することにもつながります。

是非、この機会にご自身の生活習慣を見直し、理想的なライフスタイルを完成させましょう。

壊疽(えそ)に注意

高血糖によって末梢神経に障害が起こるため、足の感覚がマヒして痛みなどを感じにくくなります。これが壊疽(えそ)のきっかけになるけがや傷などに気づくのを遅らせ、壊疽をどんどん進行させてしまいます。

予防には 

  • 裸足で歩くことを避け
  • 靴ずれに注意
  • 靴下はこまめにとりかえ
  • 火傷しないように注意します。

神経障害を起こさない為には?

  • 何よりもまず血糖をきちんとコントロールすることです。
  • 定期的な検査が必要です。
  • 何らかの症状が出たときには、その症状が神経障害によるものかどうかチェックします。

神経障害が出たら?

  • 低血糖、高血糖になりやすいので、血糖の厳格なコントロールを
  • 長風呂は避ける
  • 足をこまめにチェックして、壊疽に注意する
  • 味覚障害を起こしていると、味付けの濃いものを求めがちになるので要注意
  • タバコは血流障害を助長します。できれば禁煙を

◎血糖値が改善されはじめた頃に痛みを感じることがあります。
それは神経障害のために痛みを感じなくなっていたのが、血糖値の改善により神経の働きがよくなるために、それまで感じなかった痛みを感じるようになるのです。
ですから自覚症状や自己判断に頼らず医師に相談したり治療を継続することが大切です。

高齢糖尿病患者あれこれ

1.低血糖に気をつけよう

高齢者や腎臓の働きが低下している患者さんでは、時間が経っても飲み薬が排泄されにくく、蓄積しやすくなります。
このため、飲み薬が予想以上に長く強い作用を示すことがあります。
また、低血糖症状が非典型的であったり、自覚症状が乏しかったりすることが多く、さらに、いわゆる痴呆症状を呈することもあり、低血糖を見落とさないことが大切です。

2.血糖値が高くても高齢者の場合は尿糖が出にくいので血糖測定は採血を

ふつう空腹時血糖値が170mg/dlくらいに上がると、腎臓から尿に糖がもれてきます。
血液から尿に糖がもれてくる時に血糖の値を「尿糖排泄閾値(にょうとうはいせついきち)」と言いますが、この値は年齢によっても差があります。
老齢者は、血糖値が高くても尿糖が出にくい傾向があります。
正しく血糖値を測るためにはやはり採血がいいですね。

3.糖尿病の人は骨折しやすい

糖尿病患者の骨折頻度は糖尿病でない人の2~4倍といわれています。
それには、インスリン作用の不足も含め、色々な原因が関係しています。
特に若い人ならすぐ治るような場合でも、高齢者では治るまでに時間がかかり、その間からだを動かせないことで、ますます骨や筋肉が弱ってしまい、ついには寝たきりの生活になってしまうこともあります。
実際に骨折は、脳卒中などとともに、寝たきりになる主要原因の一角を占めています。

4.糖尿病合併症に注意

糖尿病特有のいわゆる三大合併症が認められますが、高齢糖尿病患者はそれ以外に、動脈硬化症、高血圧症、免疫低下による感染症の併発も問題になります。
特に高齢者では動脈硬化や脳梗塞をしばしば引き起こし、場合によっては生命に危険が及ぶことがあります。

★高齢であっても、よいコントロールの維持に努めれば、合併症の進展を確実に防げるだけでなく、気分も快適になって生活しやすくなるなど、精神的にも良い効果があることがわかっています。高齢者だからとあきらめずに、まだたくさんある可能性に向かって積極的に挑戦し、納得のいく人生にしていきたいものですね。