糖尿病はなぜ発病するのか?

これについては、生まれつき糖尿病にかかりやすい素質(遺伝的な体質)を持っている人が、 糖尿病を起こす何らかの誘因(引き金)に出会って発病する、と考えられています。
糖尿病にかかりやすい素質といっても、それを持っている人が必ず発病するわけではありません。
あくまで、糖尿病になりやすいか、なりにくいかといった程度の問題です。
ただ、親戚や 親戚 に糖尿病の人がいる場合には、より発病の確率は高くなります。

1.肥満

肥満は糖尿病の発病の誘因として最も多いものです。肥満すると、体脂肪が増え、肥満の肥満の働きも何らかの形で低下するため、肥満の細胞に対するインスリンの作用が低下します。

このため、普通の人より、すい臓からインスリンが多く分泌される必要があります。

それが長期間続くとすい臓は働きすぎて疲れてしまい、最後にはインスリンをあまり分泌しなくなってしまうのです。

2. インスリン

食べ過ぎとは体が必要としているエネルギー分以上に食べてしまうことです。
普通、必要な物を必要な分だけ食べることは食欲が調整しています。
この食欲は脳による満腹中枢と飢餓中枢のバランスで調整されています。そしてこれらの中枢の働きを調整している代表的な物質に血液中のブドウ糖、つまり血糖があります。
食事をすると、この血糖の値が上がり満腹中枢が刺激されて「食事を止めなさい」という指令が出ます。 ところがこの食欲の調整に狂いが起きることが多くあります。 テレビを見ながら無意識に食べ過ぎる、色々なストレスによる自棄食いなど原因は様々です。 そして運動不足が続き、食べ過ぎの状態が続くと、必要以上の栄養が体内に入り肥満になるわけです。

3.運動不足

運動不足で消費エネルギーが落ちると、当然肥満しやすくなります。
しかも、余分なブドウ糖の一部は皮下脂肪として蓄えられますから、体脂肪率が上昇します。
また、運動量が低下してきますと、筋肉の量がどんどん減っていき、ブドウ糖をうまく利用できなくなります(ブドウ糖は筋肉のエネルギー源)。
そうなると血液中に糖が溢れて血糖値がどんどん高くなっていきます。

4.ストレス

ストレスを感じると自律神経系や副腎などから、さまざまなホルモンが多量に分泌されます。 
これらのホルモンは、ある程度血糖値を上げる働きがあります。
このため、インスリンの働きが妨げられてしまうのです。

5.加齢

年をとるにつれて、糖質の利用が悪くなると同時に、細胞が老化してすい臓の働きが悪くなるなど、体全体の機能が低下します。
このために、血糖値、特に食後の血糖値が下がりにくくなります。

6.妊娠

妊娠中は胎盤から分泌される、ホルモンがインスリンの働きを妨げるため、糖尿病を起こしやすくなります。 出産すると、健康体に戻ることもあれば、戻らないこともあります。
2児、3児と妊娠を繰り返すと、糖尿病になりやすくなることも知られています。