糖尿病とは、高血糖の状態が長く続く病気です。
それ自体による痛みなどの症状はほとんどありませんが、高血糖状態を放っておくと様々な合併症を引き起こします。
特に糖尿病3大合併症といわれる『動脈硬化症』『糖尿病性腎症』『糖尿病性網膜症』は命にかかわる重篤な病気です。
糖尿病治療とは、糖尿病による合併症の併発を抑えるために、血糖をコントロールし、病気の進行を抑制することとも言えます。
高血糖になる主な原因は食生活。糖尿病治療に食事療法は欠かせません。
とはいえ、仕事の付き合いや日々の忙しい生活を送る中で、毎食必ずバランスの良い食事を摂ることは至難の業です。
そこで、血糖値の上昇を抑える効果のある『さらしあ茶』
が注目を集めています。
炭酸飲料・清涼飲料水で高まる糖尿病リスク
コンビニエンスストアには様々な種類の清涼飲料水が並び、いたるところで自動販売機を目にします。
ちょっと喉が渇けばすぐに手に入るジュースやスポーツドリンクですが、これらの多くには沢山の糖分が含まれています。
『ペットボトル症候群』という言葉を耳にしたことはありませんか?
近年、20~30代に多く見られる急性糖尿病のことです。
最近の若い人たちの間では、日常的に清涼飲料水を飲む習慣があります。
糖分の多く含まれている清涼飲料水を飲みすぎると、血糖が上昇し、高血糖の症状として喉の渇きがおこります。
すると、また清涼飲料水を飲みたくなるという悪循環が起こり、糖尿病の進行が加速するのです。
ご飯やケーキなど糖質の多い食品もありますが、咀嚼することで糖分が体内に吸収されるまで時間がかかったり、満腹感から異常な食べ過ぎを抑制することができます。
しかし清涼飲料水の場合、糖分はすぐ体内に吸収され、どんな時でも簡単に口にすることができるため抑制しにくいのです。
カロリーオフをうたう飲料水も多く出回っていますが、飲んでも大丈夫という安心感から飲む量が増え、結果糖分を摂り過ぎるなどの逆効果にもつながっています。
熱中症予防のため、こまめな水分補給が推奨されていることもあり、『ペットボトル症候群』は若い人たちだけでなく高齢の方にも広がりつつあります。
運動後や脱水症状を予防するために効果的なスポーツドリンクや清涼飲料水ですが、飲み方次第で即糖尿病発症につながるリスクを抱えているのです。
お茶や水を飲む習慣をつけること
昔はご飯にお茶が当たり前でしたが、最近では平然とご飯とコーラを組み合わせるなど、生活習慣に清涼飲料水の存在は大きなものとなっています。
水分補給は生命維持に必要不可欠なものですから、できるだけお茶やお水を飲む習慣をつけ、清涼飲料水への依存を見直さなければなりません。
お茶や水には糖分は入っていませんから、清涼飲料水のようにそれ自体が糖尿病を発症させるリスクを持っているものではありません。
最近では、糖の吸収を抑える成分の入ったお茶や、血糖値を下げるお茶なども多く販売されています。
効果・効能や研究結果などをふまえた上で、自分に合ったものを探してみるのも良いかも知れません。
まずは、清涼飲料水依存を抑え、ペットボトル症候群にならないようにという意識を持って、さらしあ茶に置き換えることから始めてみませんか。