糖尿病治療の変化

少し前までは、糖尿病の治療といえば、長期血糖値(HbAIc)を下げることに注意を払うことが糖尿病治療の主目的でした。

また、肥満等の体質が糖尿病を誘発することから、一時的に極度の低カロリー食を進められて、糖尿病言えば『我慢をする』というマイナスのイメージが定着していました。

しかし、今現在は、糖尿病の治療については、より質の高い物に変わりつつあります。

血糖コントロールは、長期の血糖値の変化よりも食後の血糖値の急激な上昇が一番問題を発生させるのでそれを抑える治療に変わっています。

血糖値とは、糖尿病ではない人でも食事後上昇します。糖尿病とそれ以外の人との違いは、血糖値上昇のスピードです。

このスピードをできるだけゆっくりと上げてやることによって、血管へのダメージをできるか限り抑えることに主眼が移っています。

最初は運動療法や食事療法での自己努力により血糖値のコントロールを進められますが、それでコントロールできない場合には、薬物療法が始まります。

最近は、有効性が高く肝臓等に負担の少ない薬が出てきています。

今注目されているのは、『チアリジン』系の薬剤です。

良い薬は、症状を改善してくれることはもちろん、精神的な支柱ともなります。

よく使われる薬物の一覧表を表示していますので、利用中の経口薬があれば、その特性をつかんでおくことも糖尿病の治療には有効なことだと考えます。

糖尿病内科等の専門的な治療機関も近年はたくさん生まれてきています。

従来の『精神論的な治療』だけではなくその人一人一人の生活習慣が違うように、糖尿病の治療も様々です。

ぜひ、病状だけではなく、その人の生活習慣や考え方まで、踏み込んだ治療をしてくれる病院を選びましょう。

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