糖尿病とお医者様

糖尿病は、生活習慣病のひとつです。

生活習慣病とは、日常の生活で体に負担をかける習慣が続いたことで起こる病気群を指します。

「三大生活習慣病」としては、ガン、心臓病、脳卒中が挙げられます。

それが日本人の死亡原因の上位3位を占めています。

糖尿病は、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、肥満などともに、その他の生活習慣病の中に入ります。

しかしここで注意したいことは、ガン以外の上位の死亡原因の遠因には糖尿病が存在する確率が高いことです。

まず糖尿病になり、血管の病気を発症しやすくなります。

質的に、糖尿病が死亡原因の第一位と考えられる由縁です。

生活習慣病の主な要因は、次の3つに分類できます。

これらの要因が糖尿病を引き起こすかどうかは、個人差があります。

しかし、どの要因も、長年積み重なった体への負担がある時期を境に慢性疾患となります。
コップにたとえると、水がこぼれ始めた状態です。

一杯になるまでは気づきませんがある日突然こぼれはじめるとどうしようもありません。

糖尿病になってしまうと生涯にわたる血糖コントロールが必要です。

自分のコップから流れ出た余分なものを自分で効率よく消費すること(運動療法)、できるだけコップに入れない(食事療法)、それでもダメな場合は薬の力を借りる(投薬療法)で改善しましょう。