「断つ」より「抑える」へ転換しましょう
「甘いもの」はどうしても、疲れたときや、心に安らぎが必要なときに、ほしくなります。
過食や偏食とは少し対応を変えましょう。
摂りすぎることは、もちろんマイナスですが、上手に利用して普段のストレスを貯めないようにしましょう。
お菓子類に多量に含まれる砂糖(砂糖)は体内に入るとすぐに分解吸収されてしまうために食後の血糖値を急激に上昇させて血糖コントロールの妨げになります。
「そんなことはわかっているけどやめられない」と言う人がたくさんいるのが現状です。
【甘いものには、砂糖が多い。砂糖を摂るとすぐに血糖値があがり、努力が無駄になる】
そういう時は、無駄になると言う意識を強く持ち、食べすぎを防ぐ心を強く持ちましょう。
血糖値を上げ過ぎないためには、できるだけ甘い物は間食として摂りましょう。
食後はそうでなくても血糖値があがっています。その後にデザートとして甘いものを摂ると必然的に血糖値はグングン上昇します。
食後のデザートは、菓子類よりも果物やヨーグルトにしましょう。
間食はしっかりと記憶し、食べた日はその後の炭水化物を調整して血糖値の上昇に注意しましょう。
できるだけ小さなサイズのお菓子を選び、一口サイズのものを摂りましょう。
ジュース等も注意してください。
果汁100%と言えども、必ずと言ってもいいほど加糖されています。
そういう飲み物は、ゆっくりと噛むようにして飲むことが満腹感を満たしくれます。
のどの渇きを癒すために、決して一気に飲むことはしてはいけません。
甘い菓子類やジュースに含まれる砂糖には、上白糖、グラニュー糖、ざら目等など20種類以上あります。
原料は各種類によって若干異なりますが、主原料となるものはショ糖、果糖、ブドウ糖。
このうち、果糖とブドウ糖は一個の糖からなる単糖類です。
ショ糖は、ブドウ糖と果糖が結びついた二糖類です。
砂糖を含んだ食品を摂った後にすぐに血糖値が上昇し始めるのは、このシンプルな分子構造のためです。
シンプルがゆえに体内での分解吸収が短時間で行われ、すぐにエネルギーのもとつまり血糖値になります。
一方で、同じ糖質でも、穀類、イモ類、豆類などに多いデンプン質や果物に多く含まれるペクチンなどは、多数の単糖が複雑に結合した多糖類です。
そのために体内での分解吸収には時間がかかります。
また、成分によっては、小腸での糖の吸収を抑える働きをします。
血糖値のコントロールには、砂糖が少なめで、イモ類や豆類などを原料にしたお菓子や
食品を摂ることをおすすめします。