低血糖の原因と対策

低血糖の予防

低血糖を予防するには次のことに気をつけましょう。

時間どおりに食事をとる。

食事や間食を指示されている場合はきちんと守る。

指示されたスケジュールどおりに血糖自己測定を行う。

体がいつもとは違う感じがしたら、すぐに血糖自己測定を行い、測定値を記録用紙に記入する。

低血糖の治療

低血糖の場合はすぐに治療を始めなければなりません。

そのまま良くなるのを待っていても改善することはありません。

また、常に砂糖やブドウ糖やそれらを含む食物を備えておきましょう。

血糖が下がっていることを感じ、血糖値を測ってみて70 mg/dl以下であれば、すぐに次のうちのいずれかを摂取し、血糖をひきあげるようにしましょう。

このうち効果がもっとも早く現れるのはブドウ糖です。

ブドウ糖5-10 g

ブドウ糖を含む清涼飲料水(150-200ml)

はちみつや砂糖10-20g

血糖が下がっている感じがしても、すぐ血糖値を測れないときは、上にあげたなかのどれかをすぐ摂取してください。

重大な低血糖を起こすよりは、念のため余分に食べておいた方がいいでしょう。

15分間後に血糖をもう一度測って、数値を記録用紙に記入しておきましょう。低血糖があったことも書きましょう。

15分経っても体調が改善しない場合は、もう一度ブドウ糖などを摂取しましょう。

上記を試しても血糖値が低い場合は、医師に連絡しましょう。

次の食事まで1時間以上あれば、糖質の多い食品を口にした後、炭水化物とたんぱく質を含む食物(サンドイッチやチーズなど)を食べましょう。

間食をしても、いつもの時間に普通どおりに食事をとりましょう。

低血糖に陥らない為に気をつけるべき事

血糖が低下しているときの体の警告サインを知りましょう。

症状に気づいたら、血糖を測ってから糖をとりましょう。

あなたが糖尿病であることを知らせるものを常に携行しましょう。

家族、友人、職場の人に低血糖の症状と治療を知っていてもらいましょう。