糖尿病は「十人十色」?

糖尿病は様々~遺伝的要素

糖尿病は生まれつきの体質(遺伝的素因)を背景に、食習慣、運動不足、肥満、加齢などといった環境因子が絡み合って発症する事が分かっています。

環境因子はもちろん、遺伝的素因の中にも様々なバラエティがある上に、そのときどきの外的要因に影響されて、短期間のうちにでも血糖の状態は良くなったり悪くなったりします

体の重要なエネルギー源であるブドウ糖をうまく処理できずに高血糖状態に陥る点や、その結果、血管病変を中心とした様々な合併症を引き起こす点は共通していますが、合併症の起こり方も患者さんごとに違ってきます。

この様に、糖尿病という病気の出発点や経過は十人十色と言え、この多様性は、糖尿病の研究や治療を難しくする一因となっています。

したがって、症状、糖尿病の原因などをよく考慮して、自分自身の体に合った治療を心がけるようにしましょう。(医者に由来する)

糖尿病は生まれつきの体質(遺伝的素因)を背景に、食習慣、運動不足、肥満、加齢などといった環境因子が絡み合って発症する事が分かっています。

環境因子はもちろん、遺伝的素因の中にも様々なバラエティがある上に、そのときどきの外的要因に影響されて、短期間のうちにでも血糖の状態は良くなったり悪くなったりします

体の重要なエネルギー源であるブドウ糖をうまく処理できずに高血糖状態に陥る点や、その結果、血管病変を中心とした様々な合併症を引き起こす点は共通していますが、合併症の起こり方も患者さんごとに違ってきます。

この様に、糖尿病という病気の出発点や経過は十人十色と言え、この多様性は、糖尿病の研究や治療を難しくする一因となっています。

したがって、症状、糖尿病の原因などをよく考慮して、自分自身の体に合った治療を心がけるようにしましょう。

糖尿病と一口に言ってもその症状はさまざまで、軽い人もいれば重症の人もいます。

血糖が上がるにはそれなりの理由があります。

不幸にも症状が進行し、日常生活に支障をきたすことになったとしても、決して、病が勝手に進行したわけではなく、それには必ず理由があります。

ではその原因は何だったのでしょうか。

食事に気を付けたり、運動をしたりするのはすべて本人であり、そばにいる家族です。

病院や医者はアドバイスをしてくれるだけです。

医者のアドバイスに従い、バランスの良い食事を摂って、適度な運動を心がけていれば、本来、病はその症状の進行を遅らせ、治ることになるはずです。

問題なのは、通院して、病院の薬を飲みながら一生懸命治そうと頑張っているのに、その効果が現れないこと。それは本当に残念なことです。

その状態を目の当たりにしていたときによく感じたことですが、裏を返せば現代の西洋医学が糖尿病に関して有効な治療手段を持っていないと言えるのかもしれません。

ですから、薬を飲んでいるにも関わらず、その病状は改善されず、更に悪化している人が多いのではないか…と思います。

インシュリン注射をしても、合併症は確実に進みます。

この状態を何とかしなければなりません。何とか進行を止めなければなりません。

以前、NHKのテレビで放送を見ましたが、中国で足の骨に悪性の腫瘍ができた患者が、病院で手術を受けましたが、歩けるようになりません。

そこで漢方の病院に転院したところ、わずか三ヶ月ほどで歩けるようになり、検査の結果、腫瘍は治癒していました。

そこには東洋医学の知恵を感じます。

二十世紀には幅をきかせていた西洋文明も、環境問題などで行き詰まっています。

病院でも院内感染や耐性菌などで行き詰まっています。

西洋医学の限界を東洋医学の知恵で超える。

そんな時代に入っているのではないか、と思います。

「草や葉っぱで病気が治るのなら、医者はいらない」

私も看護士をしておりましたので、何年か前まではそう考えていました。

新しいことに何一つ挑戦することなく、物事を片一方から、狭く切りとって見ることしかできなかった。

今ではそんな自分を恥ずかしく思います。

明治時代であれば、こんな考えでもよかったのかも知れません。

二十一世紀の今、西洋かぶれは逆に時代遅れではないかと思います。

いろいろな情報があふれている現代、かえって自分に合ったものが分からなくなっている時代なのかも知れません。

病気にいいものは西洋医学であろうが東洋医学であろうが、取り入れて行きたい。

ストレスの原因だった食事療法

何といっても、糖尿病の治療の基本は食事療法になります。

いくら治療をしてもいい加減な食事を続けていたら、血糖のコントロールなど考えられません。

糖尿病宣告を受けた頃、爪をよく腫らし、そこから膿が出たりしていました。

また、明け方、寝床から起き上がろうとすると、ときどき足がつることもありました。

私は経験から、病気が進行するとそんな症状が出ることも知っていました。

そんな兆候が出る度に私は、夫の食事療法に更に細心の注意を払わなければなりませんでした。

毎日毎日、その食事内容に悩まされる日が続きました。

食事療法の苦難

食事療法と言っても私達が簡単にできるものではありません。

たくさんの苦難がありました。

【第一の苦難】

バランスよく必要な量だけを食べること。

糖尿病には食べてはいけないものはありません。

何でも食べられますが、大切なことは絶対に食べ過ぎてはいけません。

お酒も飲み過ぎてはいけません。

【第二の苦難】

バランスは特に気をつけなければなりません。

まずはバランスよく色々なものを食べることです。

当然ですが、何しろ量は多く食べられませんから、その中でビタミンやミネラルなどの栄養素が摂れるような工夫が毎回必要になります。

それは考える以上に大変なことでした。調理する方もバランス良く量も考えて作らなければならないのですから。

夫も最初の頃は食事療法がとても辛いようでしたが、今ではすっかり慣れてくれました。

胃袋も小さくなったようで、今では量も少なくて充分だと言ってくれます。その夫の言葉に、わたしは支えられました。

よくある誤解

ちょっと前までは、「糖尿病には肉はよくない」と誤解している人がたくさんいました。これは、ちょっとした勘違いから生まれている考え方です。

今では、お肉も食べ方を工夫することによって十分な栄養源として活用することが必要です。

糖尿病やその予備軍の人は、肉を食べることが好きな人が多く、肉を食べることによって、動物性脂肪や動物性のたんぱく質をとり過ぎて、高血糖になることもあります。

肉類でも、加工肉は飽和脂肪酸を含むことが多く、これは体にあまりよくありません。

便利さの代償としては、大きいものがあります。

それらに変わり、おすすめしたいのが、豚肉や鶏肉を中心とした肉の摂取です。

特に、豚ヒレ肉や豚もも肉、鳥のササミ肉やむね肉等の脂肪分の比較的少ないものがおすすめです。

コレステロールは、動脈硬化を促進させます。これは、非常に大きな問題です。

血液を清浄化するためには、過度のコレステロールは天敵です。

肉を食べる際に必要なことは、下記にまとめてみました。

肉だけでは、決して血糖値は上がりすぎません。すぐに消化され血糖値を上げることは心配ありません。

ただ、日常的に食べ過ぎは決して体にとってよくありません。

必要な栄養源としては、脂肪の少ない肉を、一回に100g以下として、量ではなく、質でお肉を楽しむようにしましょう。

我慢しすぎて、ストレスを感じることのほうが体には毒ですから。

  • 食物繊維が豊富な野菜を、たくさん食べましょう。
    お肉を食べる前に、野菜を十分に食べることによって、血糖値も緩やかに上昇します。一度に急激に血糖値が上がることが一番危険です。
  • 肉はゆっくりかんで食べましょう。
  • お昼にお肉を食べたら、夜は魚にしましょう。主菜は、重ならないように・・・。
  • お肉の脂身は、よくありません。コレステロール値を上げて血管を傷つけるので、できるだけ・・・できるだけ避けましょう。おいしいですけど(笑)
  • トンカツや串揚げなどの揚げ物は、ひかえましょう。油のついたころも部分は落として、一口サイズにすると食べやすくなります。
  • 肉とアルコール類は、過食の相乗作用をもたらします。もう少しだけと思うことが、気の緩みを招きます。
  • 焼肉を大勢で囲むと食べた量がわからなくなります。できるだけ野菜を中心に、お肉だけ野菜だけと箸を動かさずに、交互に食べましょう。